RFP(提案依頼書)とは <重要!>
RFP(提案依頼書)とは、システムの目的や意図など要求の塊です。
コストや実現の可能性など考える必要はありません。それはSE(システムエンジニア)の仕事です。クライアント企業は「要求の塊」を明確にすることです。
自宅を新築する場合に例えてみます。
施主「予算○○円位、家を作って!」
工務店「!?」
これだけの注文内容で自宅が新築できるはずがありません。
現状の不便、平屋建てか2階建てか、構造は「木造」か「2×4」か「プレハブ」か、現在から将来にかけての家族構成、乗用車駐車スペース、トイレは洋式か和式か、キッチンのコンロはガスかIHか、窓の位置、屋根外壁の材質や色・・・あらゆる検討をする必要があります。
こうした注文は、受注する工務店や設計士にとって不都合なのでしょうか?
そんなことはありません。
工務店や設計士だって、良い仕事をしたいと熱望しています。
あらゆる注文、質問、希望、夢を全てぶつけるべきです。
その中で、予算に収まるものを明確にして、予算外の場合なら後回しにするとか、優先順位が低ければ諦めるとかになります。
例えば太陽光発電を希望するが予算に収まらない、しかし将来実現が容易になるように屋根の形状、素材、傾斜を考慮する等です。
システム開発も全く同じ考え方です。
まず、現状の分析、システム導入の必要性、何をどうしたいのか、現状からどうしたいのか、さらにそれら要望や優先順位を全てぶつけるのです。
その上で開発業者からの提案を検討して、実施するもの今回見送るものを検討するのです。
RFP(提案依頼書)とは、システム開発業者に対して“ぶつける”ものです。
システム開発業者はこれを受けて提案をクライアント企業に出すのです。
極めて重要なのですが、あまり認識されていません。
RFP作成にあたり、標準的に以下の3パターンの方法がありますが、どれも一長一短です。
当サイトはこれまでのRFP作成手順とは全く異なる方法を提唱いたします。
「サイト利用の流れ」の中から、複数のエントリー開発業者、当サイト、クライアント企業様と共同でRFP(提案依頼書)に準じる内容に詰めていく過程を説明いたします。
ここで第1段階のヒアリングを実施しますが、エントリー業者選定に必要な簡略された内容となります。
第1段階のヒアリング情報を基に、エントリー業者を選定いたします。
ここから第2段階のヒアリングに入ります。
当サイトが中間に入ることにより、クライント企業を伏せることができます。
ひとつのエントリー業者からのヒアリング&回答は全エントリー業者にフィードバックされます。
従って、何もしない「高みの見物」業者までが、ヒアリング内容を共有できることになってしまいます。
しかし、どこがどんなヒアリングをしてきたのかは重要な比較ポイントになりますので、熱心にヒアリングに臨んだ業者と「高みの見物」業者とは当然差がつくことになります。エントリー業者はヒアリングに手を抜くことができません。
クライアント企業の担当者にとって少々煩わしいかもしれませんが、「良いシステムを安く作る」という命題には替えられません。
この過程で、複数の開発業者によるヒアリング&回答による、“練り上げられた” RFP(提案依頼書)に準じる内容が煮詰まってきます。ここが当サイト最大のポイントになります。
この段階からシステムコンサルタントを付けることも可能です。(有料オプション)
エントリー業者は共通の情報を基に提案を出しますが、「高みの見物」業者の評価は高いものになりません。
「高みの見物」業者が極端なダンピングをする等、当サイトが不適切業者と判断した場合、エントリーから外す場合もあります。
当サイトのオリジナルプロセスによる、RFP(提案依頼書)作成こそが、システム開発成功のポイントであると考えています。高額なシステム開発を成功させるためにも、このサイトをご活用ください。